海外で「メディカル・コリア」の評判が高まり、韓国で治療を受ける外国人患者が急増している。昨年にはその数が40万人を突破したと推定される。メディカル・コリアは、韓国の優れた医療サービス示すブランド名として、医療界や学界、観光業界、貿易機関など関係機関共同で命名した。韓国医療の強みである最先端機器と優秀なスタッフを象徴するスローガンとして「スマート・ケア」を掲げている。
韓国で外国人患者の治療が解禁されたのは医療法が改正された2009年。17年基準で外国人患者誘致機関に指定された病院は1664にのぼる。
韓国保健産業振興院によると、09年に韓国を訪れた外国人患者は、139カ国・6万201人だったが、16年には36万4189人に増え、昨年は推定190カ国・40万人に達した。これは国内に3カ月以上滞在し、健康保険料を納付する外国人を除き、完全に韓国医療を受けるために訪韓した外国人数だ。09年以降、年平均22%以上増えている。
外国人患者の増加で、その診療費は1兆㌆に達したとみられる。09年の外国人患者の診療収入547億㌆に比べ急激な伸びだ。保健福祉部関係者は「外国人患者誘致は、最終的に国内の医療機関と製薬・医療機器産業の海外進出という大きな目標につながる。政府も大きな関心を持って制度的支援を強化する計画だ」と述べた。
韓国医療が評判を呼んでいるのは、
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