ここから本文です

2019/04/05

<トピックス>深刻な輸出不振、4カ月連続マイナス

  • 深刻な輸出不振、4カ月連続マイナス

 韓国の輸出不振が深刻だ。昨年12月から4カ月連続で前年同月を下回るマイナスが続いている。この間の輸出不振の主因は価格が急落している半導体輸出と中国向け輸出の急減にある。世界貿易は前年比3%のマイナスだった昨年に続き鈍化傾向にあり、輸出環境の好転は当分望めない。政府は9日に輸出戦略調整会議を開き、輸出マーケティング支援など対策を講じるとしているが…。

 産業通商資源部によると、3月の輸出額(通関基準)が471億1000万㌦で前年同月より8・2%減った。輸出は昨年12月1・7%、今年1月6・2%、2月11・4%減少した。GDP(国内総生産)に対する輸出依存が40%を超す韓国だけに、4カ月連続のマイナスが景気に及ぼす影響は甚大だ。

 これまで輸出を牽引してきた半導体輸出にブレーキがかかったのが大きい。3月も前年同月比16・6%減少し、90億600㌦にとどまった。3月の8㌐バイトDRAM半導体が44%下落するなど、価格下落の影響が大きい。有力輸出品目の石油化学は36億4600万㌦で10・7%減少した。米国の供給量増加で輸出単価の下落が影響している。また、自動車(1・2%)、鉄鋼(4・65%減)もマイナスだった。主力輸出品目の中では船舶(5・4%増)が健闘し、二次電池(10・2%)、バイオヘルス(13・0%増)、電気自動車(94・8%増)など新輸出成長品目も好調が続いた。

 地域別では、


つづきは本紙へ