MBKパートナーズ・ウリ銀行コンソーシアムがロッテカード買収の優先交渉対象者に選定されたことで、金融圏はウリ金融グループの事業拡大の布石とみている。ウリ金融グループはロッテカード持ち分の買収で保険・証券会社を除く非銀行ポートフォリオ(資産配分)を強化、念願の「総合金融グループ1位」に近付いた。
ウリ金融グループは、ロッテカード追加持ち分買収を通じた持ち株内の編入の可能性に対して時期尚早との立場を示しているが、可能性は十分にあるというのが市場の見方だ。今後MBKがロッテカード持ち分を売却する場合、ウリ金融グループはロッテグループとの交渉を通じて該当持ち分を購入し、大株主になることができる。
ウリ金融持ち株関係者は「ロッテカード持ち分の投資は仕上げ段階に入った資産運用・キャピタル・貯蓄銀行・信託会社買収に続き、保険と証券会社の確保に向かう中間段階だ」と期待を示した。ウリ金融グループは会員数796万人のロッテカードと様々なマーケティング協力を行い、顧客層を拡大する方針だ。
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