◆現代自動車生産拠点の蔚山広域市39.9%減◆
新型コロナウイルス感染拡大により韓国経済は大きく停滞している。2020年4~6月期のGDP成長率は季節調整済前期比の年率で12・7%減であり、瞬間風速ではアジア通貨危機直後の24・6%減に次ぐ大きな落ち込みとなっている。
しかしながら地域別にみればすべての地域が厳しい状態ではあるものの、厳しさには地域別に温度差が見られる。以下では、8月19日に公表された、統計庁「地域経済動向」(2020年4~6月期)で示された数値や分析を紹介しつつ、経済の各項目別に地域の様子を見てみたい。なお以下で示す数値は、特段の断りがない限り、20年4~6月期の前年同期比である。
まずは生産である。製造業については、
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