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2020/12/18

<トピックス>切手に見るソウルと韓国 第119回 韓国のキリスト教徒                                                  郵便学者 内藤 陽介 氏

  • 切手に見るソウルと韓国 第119回 韓国のキリスト教徒                                                  郵便学者 内藤 陽介 氏

    ないとう・ようすけ 1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。日本文芸家協会会員、フジインターナショナルミント株式会社・顧問。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を研究

  • 切手に見るソウルと韓国 第119回 韓国のキリスト教徒                                                  郵便学者 内藤 陽介 氏

    教会を背景に韓服で讃美歌を歌う子供たちが描かれた1960年用年賀切手

 韓国は人口の4人にひとりがキリスト教徒といわれており、社会的に儒教道徳が深く浸透している一方で、アジア最大のキリスト教国のひとつとして知られている。このため、12月25日のクリスマスは聖誕節として祝日にも指定されている。

 また、1950年代後半、李承晩政権の時代には、年末に“年賀切手”として発行されるものの中にも、クリスマスを意識した題材の切手が含まれていて、今回ご紹介している1960年用の年賀切手は、教会を背景に韓服で賛美歌を歌う子供たちが描かれている。

 1876年の開国に伴い、米国系のプロテスタント諸派が朝鮮での布教を開始し、宣教師の派遣も始まった。


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