◆設備投資を回復動向が重要に◆
2019年10~12月期の四半期GDPの速報値が22日に公表され、季節調整済実質の前期比が1・2%増と高い数値であった。19年10~12月期の四半期GDP成長率を需要項目別にみてみるが、まず「寄与度」という用語を説明する。寄与度とは需要項目の伸びが全体の成長率を何%高めたかを意味する。例えば、全体の成長率が1%であるなか、民間消費の寄与度が0・5%であったならば、民間消費の伸びで全体の成長率である1%のうち0・5%を説明できることを意味する。
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