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2020/01/31

<トピックス>私の日韓経済比較論 第94回 今後の韓国経済                                                  大東文化大学 高安 雄一 教授

  • 私の日韓経済比較論 第94回 今後の韓国経済                                                  大東文化大学 高安 雄一 教授

    たかやす・ゆういち 1966年広島県生まれ。大東文化大学経済学部社会経済学科教授。90年一橋大学商学部卒、同年経済企画庁入庁、2000年在大韓民国日本国大使館二等書記官、00~02年同一等書記官。内閣府男女共同参画局などを経て、07~10年筑波大学システム情報工学研究科准教授。

◆設備投資を回復動向が重要に◆

 2019年10~12月期の四半期GDPの速報値が22日に公表され、季節調整済実質の前期比が1・2%増と高い数値であった。19年10~12月期の四半期GDP成長率を需要項目別にみてみるが、まず「寄与度」という用語を説明する。寄与度とは需要項目の伸びが全体の成長率を何%高めたかを意味する。例えば、全体の成長率が1%であるなか、民間消費の寄与度が0・5%であったならば、民間消費の伸びで全体の成長率である1%のうち0・5%を説明できることを意味する。


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