◆失業率やや低下も、本格的改善は長期化◆
3月17日に2月の雇用動向が公表された。季節調整済の失業率が2021年1月の5.4%から、2月には4.0%に、なんと1カ月で1.4㌽も低下した。ちなみに現在の基準の下での失業率は1999年6月にまでさかのぼることができるが、それから現在までの失業率の平均値は3.7%である。
そして、コロナ禍以前はおおむね3%台で推移していたが、コロナ禍以降は4%台で推移するようになった。
よって下がったといってもコロナ禍以前に戻ったわけではないが、コロナ禍の通常に戻ったといえるであろう。
1月には失業率が5%を大きく超えるといった状況に陥ってしまったが、2月にこれが元に戻った理由は、財政支援働き口事業が1月に端境期となり、一時的に事業が途絶えてしまったものが、2月になり新しい年度の事業が始まったからである。
つづきは本紙へ