◆コロナ禍から復調傾向も、本格回復には時間要する◆
韓国ではコロナ禍がなかなか収まらず、月別の新規感染者数も9月はこれまでで最も多い5万9899人となった。
このようにコロナ禍が依然として収束せず、経済にも制約がかけられているが、韓国経済はどのように推移しているのだろうか。
もちろん景気の状況はリアルタイムで知ることはできない。景気を判断するための指標の大半は月次データであるが、当該月が終了してから公表が早い指標でも1カ月間待つ必要がある。よって、現時点では8月の景気状況が把握可能な最新のものである。この8月あたりの景気の状態を、統計庁が毎月公表している「産業活動動向」の最新版で把握しよう。
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