◆EV用全固体型電池の開発を促進◆
韓国の立場も根本的には日本と同様だと思うが、韓国の報道(4月2日中央日報日本語版「危機の韓日関係、連続診断22」)などによると、米国との同盟と中国への経済・技術でのレジリエンシーが揺らいでいるとも映る。専門外でもあり、これ以上は触れないでおきたい。
以下、エネルギー転換、半導体、電気自動車、車載電池各分野の主要課題を整理する。
①グリーン・エネルギーへの転換では、最大のCO2発生源である発電の脱火力化(脱化石燃料)が日韓両国の最大の課題である。国内の資源に乏しい日韓両国は現在、火力発電への依存度は高くそれぞれ76%と70%で、CO2排出量の40%を占める。
2050年に向けて両国のエネルギー構成比は相似形で、火力発電を半減しかつ排出するCO2を回収・貯蔵する、原子力への依存を(安全性を確保しながら)25%前後に高めるなどの他に、太陽光発電・風力発電などの再生可能エネルギーによる発電の割合を現在の2~3倍の40~50%に増やす目標だ。
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