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2022/08/26

<トピックス>私の日韓経済比較論 第117回 韓国の物価上昇         大東文化大学 高安 雄一 教授

  • 私の日韓経済比較論 第117回 韓国の物価上昇                                                   大東文化大学 高安 雄一 教授

    たかやす・ゆういち 1966年広島県生まれ。大東文化大学経済学部社会経済学科教授。90年一橋大学商学部卒、同年経済企画庁入庁、2000年在大韓民国日本国大使館二等書記官、00~02年同一等書記官。内閣府男女共同参画局などを経て、07~10年筑波大学システム情報工学研究科准教授

◆原油価格、野菜などが高騰、沈静化には時間必要◆

 世界的にインフレ基調が続くなか韓国の物価上昇も止まらない。8月2日に統計庁より公表された「2022年7月消費者物価指数動向」によれば、22年7月の物価上昇率は6.3%(前年同月比)となり、2カ月連続で6%を超えた。

 そもそも今回の物価上昇が始まったのは、21年4月である。19年と20年はおおむね各月0%台の物価上昇率となった。これが、21年4月に物価上昇率目標である2.5%となり、その後は、21年10月に3%、22年3月には4%、22年5月には5%をそれぞれ超えた。そして、22年6月には6%を超え、7月も引き続き6%を超えている状況であり、1年3カ月物価上昇が続き、上昇率の高まり方も急になっている。


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