今回のサッカーW杯の開催国となったカタールのあるカタール半島は、古くは、現在のカタール王家にあたるサーニー家と現在のバーレーン王家にあたるハリーファ家が分割支配していたが、1868年、ペルシャ湾岸に進出した英国の仲介でサーニー家がハリーファ家に貢納する代わりに、ハリーファ家はカタール半島から撤退することが決められ、サーニー家が半島全域を掌握した。
第一次大戦以前のカタール半島はオスマン帝国の宗主権下にあったが、大戦中の1916年、オスマン帝国と戦っていた英国はサーニー家と条約を調印。以後、カタールは英国の保護領となる。
つづきは本紙へ