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2023/01/27

<トピックス>私の日韓経済比較論 第121回 消費者物価指数の上昇         大東文化大学 高安 雄一 教授

  • 私の日韓経済比較論 第121回 消費者物価指数の上昇         大東文化大学 高安 雄一 教授

    たかやす・ゆういち 1966年広島県生まれ。大東文化大学経済学部社会経済学科教授。90年一橋大学商学部卒、同年経済企画庁入庁、2000年在大韓民国日本国大使館二等書記官、00~02年同一等書記官。内閣府男女共同参画局などを経て、07~10年筑波大学システム情報工学研究科准教授

◆韓国は物価高騰に賃金が追いつく可能性も◆

 韓国の消費者物価指数の上昇率は、21年4月に韓国銀行が示している目標値である2.5%となり、10月には3%を超えた。そして22年7月には6.3%に達し、その後少し落ち着いたものの、22年12月でも5%となっている。

 これは日本の消費者物価指数の上昇率を大きく上回るものであり、これだけ消費者物価指数の上昇率が高いと、物価高騰に賃金が追いつかない。


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