ここから本文です

2023/05/26

<トピックス>私の日韓経済比較論 第125回 サムスン電子1~3月期業績     大東文化大学 高安 雄一 教授

  • 私の日韓経済比較論 第125回 サムスン電子1~3月期業績     大東文化大学 高安 雄一 教授

    たかやす・ゆういち 1966年広島県生まれ。大東文化大学経済学部社会経済学科教授。90年一橋大学商学部卒、同年経済企画庁入庁、2000年在大韓民国日本国大使館二等書記官、00~02年同一等書記官。内閣府男女共同参画局などを経て、07~10年筑波大学システム情報工学研究科准教授

◆半導体不況で業績悪化、韓国経済にも悪影響◆

 サムスン電子は4月27日、経営説明会を開催し2023年1~3月期の経営実績について公表した。

 これによれば、純利益は1兆6000億㌆(23年4月の平均レートで円に換算すると1600億円。以下同様)であり、昨年の同じ四半期から9兆8000億㌆(9900億円)もの減益となった。当然、減収にもなっており、減収減益という厳しい結果であった。

ここで売上高と営業利益について部門別にみてみよう。ちなみにサムスン電子の主要部門は大きく、IT・モバイル部門、半導体部門、ディスプレー部門の3つである。


つづきは本紙へ