◆神聖な日として豊作や健康を願う風習◆
陰暦1月15日(陽暦では2024年は2月24日)は〝テボルム〟と呼ばれる新年最初の満月の日で、旧暦1月1日のソルラル(旧正月)からテボルムまでの15日間を休日として過ごし、テボルムを過ぎると農作業を開始するというのが、朝鮮半島の伝統的な農耕社会の習慣だった。
テボルムは、もともとは〝最も大きな満月の日〟という意味で、この日の満月が1年のうちで最も明るく大きいと考えられてきたことによるもの。人々は、1年最初の満月を神聖なものと考え、この日に合わせて豊作や健康・幸せを願う様々な風習が行われていた。
つづきは本紙へ