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2024/12/20

<トピックス>切手に見るソウルと韓国 第168回 韓国の郵便ポスト 郵便学者 内藤 陽介 氏

  • 切手に見るソウルと韓国 第168回 韓国の郵便ポスト 郵便学者 内藤 陽介 氏

    ないとう・ようすけ 1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。日本文芸家協会会員、フジインターナショナルミント株式会社・顧問。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を研究。

  • 切手に見るソウルと韓国 第168回 韓国の郵便ポスト 郵便学者 内藤 陽介 氏

    「第10回逓信の日」の記念切手(65年)㊤と「切手趣味週間」の切手(13年)

◆円筒形、二色タイプなど経てECOポスト導入へ◆

 韓国郵政事業本部は16日、環境保護を目的に新しい形態の〝ECO郵便ポスト〟を導入すると発表した。現行の郵便ポストは1984年に導入されたタイプがベースになっており、郵便ポストの全面的なモデルチェンジは40年ぶりとなる。

 1884年に創業された朝鮮王朝の近代郵便事業は、甲申事変の混乱で開業後まもなく中断され、1895年7月に復活したが、日露戦争中の1905年、朝鮮進出を進める日本との間に「韓国通信機関委託ニ関スル取極書」が調印され、〝日韓通信業務合同〟の名目で同年7月1日までに日本郵政に統合されてしまった。


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