産業資源部が発表した「11月の輸出入動向」（通関ベース、速報）によると、輸出は１５３億２２００万ドルで前年同期の１２３億４９００万ドルに比べ24・１％増加した。月間の輸出としては過去最高だった２０００年６月の１５２億５１００万ドルを上回り、記録を更新した。輸入は１４０億８３００万ドルで同１１５億３３００万ドルより22・１％増え、貿易収支は12億３９００万ドルの黒字となった。

　産業資源部は、世界的な景気の回復遅れや中東情勢などの不安材料にもかかわらず、輸出は下期に入って５カ月連続で二ケタの伸びを示し、１日平均６億㌦台を維持していることから、正常軌道に乗ったと分析している。

　これに伴って今年１－11月の輸出累計は前年同期比６・７％増の１４７７億９２００万ドルを記録、輸入は６％増の１３７５億７９００万ドルとなった。同期間の貿易収支は１０２億１３００万ドルの黒字で、すでに今年の目標値１００億ドルを突破した。年間の輸出も当初予想の１６２０億ドルを超えるのは確実とみられている。

　一方、韓国の貿易規模は昨年の世界13位から今年はメキシコと香港を抜き11位（上半期基準）にアップしている｡