産業資源部が発表した7月の貿易統計(速報値、通関ベース)によると、輸出は前年同月比16%増の155億4000万㌦、輸入は同14・1%増の148億7000万㌦で、貿易収支は6億6600万㌦の黒字となった。これによって貿易収支は4カ月連続で黒字を記録し、7月末現在の累計黒字は39億7000万㌦となった。
しかし、今年に入って毎月15億㌦を超える輸出を記録していた現代自動車は、労働争議によって生産がマヒし、7月の輸出が19・9%減の8億9000万㌦に落ち込んだ。
品目別の輸出実績をみると、無線通信機器が前年同月比55・6%増の15億2000万㌦、半導体が同13・5%増の15億9000万㌦、コンピューターが同23・2%増の13億7000万㌦で、それぞれ2ケタの伸びを示し好調だった。
貿易黒字の原因について産業資源部は、昨年7月に23・8日だった操業日数が、今年7月は24・8日に増えたことと、自動車の不振を無線通信機器、半導体、コンピューターなどIT製品がカバーしたと分析している。