産業資源部が発表した4月の輸出入統計(通関ベース、速報)によると、輸出は158億6200万㌦、輸入は148億5100万㌦で、貿易収支は10億1100万㌦の黒字となった。
今年に入って景気の低迷から輸出が伸び悩み、貿易収支は3カ月連続で赤字が続いていたが、4カ月ぶりに黒字基調を回復した。これによって、先月まで10億9200万㌦に膨らんでいた累積赤字も8100万㌦に縮小した。
4月の輸出高は月間で過去最高だった3月(154億1000万㌦)より多く、イラク戦争や新型肺炎SARSによる経済環境の悪化にもかかわらず健闘した。しかし、5月はSARS感染の拡大による輸出経済活動の混乱で中国向けが落ち込むなど全般的な輸出に悪影響が出ており、輸出の低迷は避けられない状況だ。
品目別では、自動車の輸出が16億9000万㌦に達したものの、月間輸出トップから転落した。