産業資源部が発表した「1月の貿易統計」(通関ベース、速報値)によると、輸出は昨年1月に比べ33・2%増の190億7300万㌦を記録した。月間増加率では2000年2月(35・8%)に次ぐ伸びとなった。1日平均の輸出額は8億9000万㌦で、昨年12月(8億㌦)に続いて2カ月連続で月間最高を更新した。
輸出を品目別にみると、船舶(129・6%増)、無線通信機器(52・2%増)、半導体(19・1%増)、自動車(11・9%増)、家電(25・9%増)、石油化学(13・8%増)、鉄鋼(11・7%増)が好調だった。
一方、輸入は11・3%増の161億2600万㌦で、1日平均7億5000万㌦となり、こちらも過去最高となった。
輸出の好調で1月の貿易収支は29億4700万㌦の黒字を記録した。この黒字幅は98年12月(37億7000万㌦)に次ぐもの。地域別の貿易収支(1月1-20日)は、米国が3億5000万㌦の黒字で、前年同期より2億1000万㌦減少したが、中国は7億㌦の黒字となり、8000万㌦も増えた。半面、輸出の好調で日本からの設備や機械、半導体などの輸入が急増し、対日赤字は10億6000万㌦となった。