熾烈な国際競争の中で輸出が大健闘している。産業資源部の暫定集計によると、昨年の輸出実績は2000億㌦にはわずかに及ばなかったが1943億㌦を記録、前年比19・6%の高い伸びを示した。
この輸出額はこれまでの最高だった2000年の1723億㌦を200億㌦以上上回る過去最高の実績だ。投資と消費不振の中で輸出まで停滞したならば成長率はマイナスに陥っていただけに、「韓国経済の底力と希望があることを証明するものだ」と評価する経済学者もいる文句なしの実績ともいえよう。
輸出が好調だったのは、対中輸出の爆発的な伸張が大きい。全輸出の17・6%を占める357億㌦を記録、対米輸出342億㌦を抜いて韓国最大の輸出市場として踊り出た。次いでEU(欧州連合)250億㌦、ASEAN(東南アジア諸国連合)201億㌦で、日本は173億㌦にとどまった。
一方の輸入は1788億㌦で前年比17・5%増。内需沈滞にもかかわらず、消費財輸入が2ケタの11・7%を記録し問題を残した。