産業資源部が1日発表した「10月の製品輸出入動向」によると、同月の輸出実績は前年同月比13・4%増の257億1000万㌦を記録、9月に記録した月間最高値(245億6000万㌦)をわずか1カ月で更新した。7月以降、4カ月連続2ケタの伸びを示しており、輸出は完全に回復軌道に乗った。
10月の輸出好調は、半導体(12・1%増)一般機械(27・9%増)、船舶(45・5%増)、鉄鋼(12・8%増)、石油化学製品(17・2%増)などに支えられた。自動車はストによる生産さてつやモデルチェンジなどで9・2%増にとどまった。携帯電話は、EU(欧州連合)向け高付加価値製品の需要拡大で5・9%増と回復傾向をみせ、LCDテレビや両開き冷蔵庫などプレミア級商品も需要が拡大、2月以降のマイナスから2・9%の増加に反転した。
地域別輸出は、20日現在でEU26・7%、BRICs22・3%、中国20・2%、日本14・5%の2ケタの伸びを示したが、米国は半導体(37・7%減)などIT輸出の不振で10・8%の落ち込みとなった。
一方の輸入は前年同月比11・6%増の227億8000万㌦にとどまったが、原油輸入は33・9%増の40億5000万㌦に達した。これは輸入単価が41・2%も上昇したため。貿易収支黒字は29億3000万㌦に達した。これで1-10月の貿易黒字は204億6000万㌦を記録、200億㌦を突破した。