韓国銀行によると、9月の経常収支(速報)が今年最高の13億7400万㌦の黒字となり、6月(9億4000万㌦の黒字)以来、3カ月ぶりに黒字に転換した。これに伴って今年1-9月の経常赤字は8200万㌦水準に減少した。
9月の経常黒字が大幅に増えたのは、企業が秋夕(旧盆)の連休を控えて輸出を前倒ししたことと、海外旅行が減少したのが原因と分析されている。自動車、液晶パネルなどの主力品目を中心に輸出が好調を維持し、経常収益の改善に寄与した。
8月に急増した海外旅行は、9月に入って減少し、サービス収支の赤字幅も減少した。9月のサービス収支は16億6000万㌦の赤字だが、前月より4億3000万㌦減った。