情報通信部は12日、情報技術(IT)の輸出が順調に伸び、今年は前年比9・8%増の1124億㌦に達するとの見通しを明らかにした。
原油高、ウォン高などで経済環境が大幅に悪化しているにもかかわらず、半導体や液晶パネルの安定成長が今後も続き、IT輸出を支えるとみられる。半導体の輸出は、世界的な携帯端末機と電子製品の拡大、市況の回復で前年比12・3%増の359億㌦、液晶パネルもデジタルテレビ市場の急成長で61・4%増の164億㌦に達する見込みだ。
その反面、携帯端末機の輸出は、ウォン高による先進国市場での価格競争力の低下、振興市場向けの不振で2・7%増の260億㌦にとどまるとみられている。