輸出は引き続き快調だが、輸入急増で貿易赤字が止まらない。知識経済部部が1日発表したところによると、輸出は前年同期比28・7%増の377億5000万㌦、輸入は45・8%増の396億4000万㌦を記録、18億9000万㌦の貿易赤字を計上した。これで、1~9月の貿易赤字は142億㌦にのぼり、過去最大規模に膨れ上がる見通しだ。
輸出の伸びを見ると、船舶(127%)、石油製品(89%)、鉄鋼(74%)が絶好調で、無線通信機器(38%)や石油化学(31%)、一般機械(26%)、自動車部品(21%)なども高い伸びを示した。これに対し、部分ストの影響で自動車は18%急減し、単価下落や需要減を受け半導体(10%減)やコンピューター(31%減)も落ち込んだ。
一方、原材料の輸入額は前年同期比70%増となった。資本財の輸入はIT製品などを中心に16%増加したが、消費財は4%増にとどまった。知識経済部は、原油と原材料の価格下落が続けば、第4四半期(10~12月)には貿易収支が黒字転換すると開示した。