知識経済部は６日、年初から６月20日までの対日貿易赤字が１６３億８０００万㌦となり、前年同期比９・４％増加したと発表した。

　上半期ベースの対日貿易赤字は、２００５年（１１９億５０００万㌦）には前年を下回ったが、06年に１２５億８０００万㌦に増えた後、増加を続けている。

　通年では、昨年２９８億８０００万㌦を突破し、今年３００億㌦の大台に達するとの見方が出ている。

　対日貿易赤字が雪だるま式に膨らんでいるのは、原油価格と原材料価格の上昇で対日輸入製品の価格が上がるなか、韓国の輸出主力業種である半導体、プラントなどの輸入増とともに中核部品の輸入が増え続けているため。

　中核部品は日本からの輸入に依存しているため、韓国の輸出が増えれば増えるほど、対日赤字も膨らむという構造的問題を抱えている。