知識経済部が1日発表した「3月の輸出入動向」によると、同月の貿易収支が46億1000万㌦の黒字を記録した。1998年4月の38億5000万㌦を大きく上回る月間史上最大の黒字額だ。これで、1月の赤字から2カ月連続の黒字に反転、1~3月の貿易収支は39億700万ドルの黒字となった。
3月の大幅黒字は、不況による輸入減少が大きく、同月の輸入実績は36%減の237億6000万㌦にとどまった。一方の輸出は、前年同月比21.2%減の283億7000万㌦を記録した。前月比では29億1000万㌦増だ。知識経済部関係者は、「輸出の減少幅が輸入に比べ小さいのはウォン安効果が本格的に表れてきたからだ」と分析した。
輸入の内訳をみると、原油が単価下落と需要減少などで前年同月比60%減ったのをはじめ、石油製品(32%減)、鉄鋼(32%減)など原材料の輸入額が大幅に減った。
輸出は、船舶が前月に引き続き好調で、前年同期比61%増の41億1000万㌦を記録したが、自動車や無線機器など主力輸出品は2ケタ減少が続いている。地域別ではほぼ全域で減少している。これで輸出は昨年11月以来、5カ月連続のマイナスとなった。