韓国銀行によると、4月の経常収支が17億8000万㌦の黒字を記録した。3カ月連続の黒字となった。1~4月の経常収支黒字は43億4000万㌦に達し、前年同期の38億9000万㌦に比べ拡大した。
商品収支(貿易収支に相当)は18億㌦の黒字を記録したが、石油製品や半導体などの輸出鈍化で、前月の29億3000万㌦に比べ黒字幅が縮小した。サービス収支は、運送収支と旅行収支が改善されたものの建設サービス収支の黒字が縮小した影響で黒字額が前月の7億㌦から5億5000万㌦に減少した。
韓国銀行が発表した「2010年産業連関表」によると、生産額を基準にした全産業に占める製造業の比率は50・2%を記録、22年ぶりに50%を突破した。製造業のウエートは1988年の52・7%をピークに90年以降は40%台後半に低下した。
組み立て加工業種の半導体や自動車などの生産額が拡大したことが製造業の比率を押し上げた。