仏教徒27％　キリスト教24％　その他儒教徒　天道教　

面積は日本の約４分の１の広さ。国土の70％が山地で、火山がなく、日本のような地震はほとんどない。人口のほぼ４分の１が首都ソウルに集中している。温帯地域にあり、四季がはっきりしている。春と秋は気候がよい日が続き、夏は暑く、６月から８月にかけては雨が多く降る。冬は乾燥して寒く、雪も降るが、冬の間三寒四温の現象が続く。

国旗は「太極旗（テグッキ）」と呼ばれる。朝鮮朝時代末期の1882年、日本に外交使節が派遣された際に初めて使われた。中央の円の太極は、中国易学の宇宙最高の原理を意味する。青と赤の色は陰と陽、火と水、男と女、動と静などを表し、融合と調和を象徴する。四隅の黒線は易の卦で、左上は「天」、右下は「地」、左下は「日（火）」、右上は「月（水）」を意味し、対立と均衡を表している。　

韓国は大統領を元首とする立憲民主共和制で、三権分立制度を採用、国会は一院制。大統領は国民の直接選挙で選出され、任期は５年。行政区域は、特別市、広域市、特別自治道、道となっている。特別市は首都ソウル、広域市は釜山、大邱、仁川、光州、大田、蔚山の６つで、特別自治道は、済州特別自治道。その他はすべて道に含まれる。

気候・風土と長い生活習慣から生まれ育った伝統衣装の「韓服」は、直線と曲線がつくり出すシルエットの美しさに特徴がある。最近の韓国では韓服を身につける機会が少なくなってきている。ただ、正月や秋夕（旧盆）などの祝日では見られる。女性韓服は上着の短い「チョゴリ」とつま先まで覆うスカートの「チマ」、防寒用の外とう「トゥルマギ」がある。男性はチョゴリにズボンの「パジ」があり、パジはテニムというひもでくるぶしのところを結ぶ。ほかにチョッキ、マゴジャ（上着）などがある。